スマホ、掃除機ロボ、座椅子……身の回りのモノが次々と女の子になる。
そんなぶっ飛んだ設定から始まるのに、恋愛はびっくりするくらい真っ直ぐで甘い。
コメディとイチャラブのバランスが絶妙な、HOOKSOFTの学園純愛AVGです。
この記事では、『Amenity’s Life -アメニティーズ ライフ-』をプレイした感想を、作品の魅力やキャラクターの印象を中心にお伝えしていきます。
作品情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Amenity’s Life -アメニティーズ ライフ- |
| ブランド | HOOKSOFT |
| ゲームジャンル | ドタバタ学園純愛AVG |
| ダウンロード版配信開始日 | 2017年3月3日 |
| ダウンロード版対応OS | Windows 8.1 / 10 / 11 |
| 原画 | RINKS |
| シナリオ | 桜城なお、松倉慎二 |
| 声優 | 上原あおい、くすはらゆい、星鹿りえ、三井京子、萌花ちょこ |
| ボイス | あり |
| シリーズ | Amenity’s Life |
| ジャンルタグ | ロボッ娘、幼なじみ、巨乳、恋愛、ラブコメ、デモ・体験版あり、DL版独占販売、ファンタジー |
あらすじ
ある日突然、主人公の身の回りにある「モノ」が女の子になる擬人化現象が発生する。
朝起きたら見知らぬ女の子がベッドの横に立っていて、「私、あなたのスマホです!」と名乗り出す。
混乱する間もなく、オーブン、掃除機ロボ、座椅子、薬箱、ヘッドフォン、体温計……次々とモノたちが人の姿になっていく。
しかも全員女の子。
モノたちの常識はずれな行動に振り回されるだけでなく、主人公の周囲の人間関係にも変化が訪れる。
急にソワソワしだす幼馴染、擬人化に興味津々な転校生、巻き込まれた友達の妹、そして自称「王子様」な後輩。
平穏だった日常が一気にひっくり返る、擬人化恋愛ドタバタコメディの幕開けだ。
キャラクター紹介

長嶺 美栗(ながみね みくり) CV:三井京子
主人公の幼馴染で、とにかくアプローチがすごい。
明るくポジティブで友達も多いけど、天然なところがあって発言に重みがない。
そのせいで軽く扱われがちだけど、実は結構な努力家。
「婚姻届持ってきた!」って言い出すくらい、主人公への好意がストレート全開。
麻帆(まほ) CV:萌花ちょこ
主人公のスマホが擬人化した女の子。
持ち主に大切に扱われてきた恩返しをしたいと願い、人の姿になった。
普段はおっとりニコニコしているけど、頼られると子供みたいに目を輝かせる。
しれっと毒を吐くこともあって、キャラとしての味がある。
板野 奏(いたの かなで) CV:星鹿りえ
独特な雰囲気を持つ転校生。
クラスで少し浮いた存在だけど、本人はまったく気にしていない。
真面目で勤勉だけど社会常識に欠けている部分があり、たまに周囲を驚かせる。
麻帆の登場をきっかけに、主人公に興味を持ち始める。
香山 菜瑠(かやま なる) CV:上原あおい
主人公の友人の妹で、兄のせいで周囲から誤解を受けがちな後輩。
不器用な性格が災いして常に怒っているように見られるけど、根は優しい真面目タイプ。
感情がすぐ顔に出てしまい、考え事をすると「顔が怖い」と言われることも。
藤堂 望希(とうどう みき) CV:くすはらゆい
入学早々「手倉森学園の王子様」の異名がついた後輩。
明るく活発で、成績優秀・運動神経抜群のハイスペック。
ただし純粋すぎて、一度突っ走ると止まらない危うさがある。
主人公に「同じ王子様気質」を感じて懐いてくる。
感想1:学園生活が愉快すぎる。キャラの濃さがとんでもない

本作の一番の魅力は、とにかく学園生活が楽しいということ。
ヒロインだけでもキャラが濃いのに、そこにモノの擬人化キャラたちが加わるから、毎日がお祭り騒ぎになる。
主人公の友人である大地は妙にキモいし、俊男はエロ方面で突き抜けている。
人間もモノも、登場人物全員がどこかおかしくて、掛け合いを読んでいるだけでニヤニヤが止まらなかった。
サブキャラの出来がすごくいいのも特徴で、人間側もモノの擬人化側もそれぞれ個性的。
特に擬人化したモノたちの常識はずれな行動が日常をかき乱してくれるので、読んでいて飽きない。
全体的にギャップが光る作品だと感じた。
普段の姿と見せてくるギャップが、キャラクターの魅力をぐっと引き上げている。
感想2:HOOKSOFTなのにSMEEテイスト。コメディ寄りのノリが新鮮
プレイしてまず思ったのが、「これ、SMEEっぽいな」ということ。
実際にSMEEで活躍しているライターさんが参加しているらしく、コメディの勢いやテンポ感にその影響を感じる。
ただ、完全にSMEEかというとそうでもなくて、HOOKSOFT主体のSMEEテイストという表現がしっくりくる。
HOOKSOFTらしい丁寧な恋愛描写はしっかり残っていて、そこにSMEE的なギャグの勢いが加わった感じ。
基本的にシリアス展開はほぼなく、ちょっとした波はあっても平和な空気が続く。
安心してプレイできるのは大きなポイントだった。
感想3:「モノが擬人化した理由」には触れない作品
持ち物が女の子になるという設定はインパクトがあるけど、なぜ擬人化が起きたのかは作中で語られない。
モノとしての機能は残しつつ人間と同じように生活するのに、その仕組みや原因は完全にスルーされている。
正直、ここはちょっとモヤッとした。
特に麻帆ルートでは擬人化の設定に少し踏み込むんだけど、根本的な部分はふわっとしたまま。
細かいことは気にしない方が楽しめる作品だと割り切るしかないかもしれない。
感想4:BBSシステム「Tecma」は面白いけどうるさい
本作にはTecmaというゲーム内掲示板のシステムが搭載されている。
モブキャラの学生たちが主人公たちの行動を実況したり、くだらない雑談を繰り広げたりするもので、内容自体は面白い。
ただ、プレイ中に逐一表示されるので、本編に集中しづらいというのが正直な感想。
気になって読んでしまうし、でも読むと話の流れが途切れる。
オフにもできるし後から読み返せるので、最初はオフにして後で一気読みするのもアリかもしれない。
感想5:同時攻略だと会話に違和感が出る
HOOKSOFTやSMEEのシステム上仕方ないことだけど、複数のヒロインを同時に攻略しようとすると会話に違和感が出る。
共通ルートで全員と均等にイベントを進める形式なので、ある程度は割り切る必要がある。
個別ルートに入ってからは当然そのヒロインに集中するので、気になるのは共通パートの話。
システムの構造上の問題なので、大きな不満というわけではないけど気になる人は気になるかも。
ルート別感想
※ここからは各ルートの感想になります。ネタバレを含むのでご注意ください。
美栗ルート:努力して変わっていく姿が一番刺さった

美栗は、いわゆる美少女変身ヒロイン。
途中でガラッとイメチェンするんだけど、ギャルゲーとしてはかなり珍しい試みで、変化の幅が大きくて驚いた。
主人公への好きという気持ちが原動力になっていて、その愛情の深さに引き込まれる。
ただ好きなだけじゃなくて、好きだから変わろうとする努力の過程がしっかり描かれているのがいい。
変化に伴う悩みも丁寧に描写されていて、心に響くものがあった。
なんだかんだ、全ルートの中で一番良かった。
「好きな人のために変わる」ってシンプルなテーマだけど、その真っ直ぐさが気持ちよかった。
麻帆ルート:スマホ少女の成長は好きだけど設定がふわっとしすぎ
スマホが擬人化した少女・麻帆のルート。
話自体は悪くなくて、少しずつ人間の生活に馴染んでいく様子が好きだった。
主人公との日常会話も普通に面白いし、しれっと毒を吐いたりするキャラ自体は好き。
ただ、モノの擬人化という設定がかなりふわっとしていて、その核心に触れてくれない。
人とモノの間で揺れる葛藤が描かれるんだけど、根底にある「なぜ擬人化したのか」がスルーされたまま進むので、どうしても消化不良感が残る。
ヒロインとしての魅力はあるだけに、設定面がもったいなかった。
望希(みき)ルート:距離感がバグってる残念ヒロインが最高に愉快
みきルートは、とにかく笑わせてくれる。
「王子様」を自称するだけあって言動がぶっ飛んでいて、距離感がおかしい。
白目の変顔まで披露してくるし、やることなすこと非常識で、残念ヒロインとしての完成度が高い。
でも、そんなみきが普段とは違う女の子らしい格好で告白するシーンのギャップがすごくいい。
王子キャラと女性らしさの間で揺れる姿が丁寧に描かれていて、ボケとツッコミのやり取りも面白い。
付き合った後に周りの男子のみきへの評価が変わるくだりにはちょっとイラッとしたけど、逆に彼女の魅力が周囲にも伝わった瞬間は嬉しかった。
こういうぶっ飛んでる残念ヒロイン、個人的に大好きなんだよね。
菜瑠(なる)ルート:不器用なツンデレの振れ幅が大きい
菜瑠は基本的に不機嫌。
何かとキレるし、笑顔が怖いと言われるし、見た目にコンプレックスも抱えている。
でも主人公に対してだけはツンデレというか、なんだかんだ優しくて付き合いがいい。
実はポンコツで照れ屋な一面もあって、甘い物好きだったり、無邪気でアクティブだったりと感情の振れ幅がすごく大きい。
奏(かなで)ルート:クール系天然のギャップにほっこり

奏はクール系に見えて、実は天然。
なんだかんだリアクションがわかりやすくて、感情表現が苦手なだけで気持ちは素直。
こういうクール系のキャラが天然というのは定番ではあるけど、やっぱりギャップが可愛い。
不器用ながらも少しずつ感情を表に出せるようになっていく過程が丁寧に描かれていて、シナリオ全体にほっこりする空気が流れていた。
補足情報(Q&A)
Q. Windows 11には対応している?
対応しています。
ダウンロード版の対応OSにWindows 8.1 / 10 / 11が含まれています。
Q. シリアスな展開はある?
ほぼありません。
ちょっとしたシリアス要素が入ることはありますが、基本的には平和でコメディ寄りの作品です。
安心してプレイできます。
Q. 擬人化キャラにも個別ルートはある?
メインヒロインとして攻略できる擬人化キャラは麻帆(スマホ)のみです。
他の擬人化キャラは日常シーンを賑やかにしてくれる存在で、個別ルートはありません。
Q. プレイ時間の目安は?
全ルートクリアで20〜30時間程度が目安です。
Q. HOOKSOFTの他の作品を知らなくても楽しめる?
問題なく楽しめます。
Lifeシリーズに属していますが、過去作との直接的な繋がりはないので、本作単体で完結しています。
まとめ
良かったところ
- キャラクターが個性豊かで、掛け合いがとにかく面白い
- 恋愛描写が直球で甘く、イチャラブをしっかり楽しめる
- サブキャラのクオリティが高く、人間もモノも魅力的
- 美栗の努力と変化を描いたルートが特に出色
- コメディとラブコメのバランスが良く、終始楽しい空気
気になったところ
- モノが擬人化した理由が一切語られず、設定がふわっとしている
- BBSシステム「Tecma」が面白い反面、本編への集中を妨げることがある
- 擬人化がテーマなのに、攻略できる擬人化キャラが少ない
- 後半にかけてやや展開がダレる部分がある
こんな人におすすめ
- キャラの掛け合いやコメディ重視のラブコメが好きな人
- シリアスなしで安心してイチャラブを楽しみたい人
- SMEEやHOOKSOFTの雰囲気が好きな人
- 個性的なヒロインのギャップに弱い人
あまり向かない人
- 擬人化の設定や世界観の深掘りを求める人
- 起伏のあるシナリオやシリアス展開を重視する人
キャラクターの魅力とドタバタの楽しさで最後まで駆け抜けられる作品だった。
特に美栗とみきが好きで、この2人のルートは何度でも読み返したくなる。
深く考えず、キャラの可愛さと笑いを楽しむゲームとしてはかなり満足度が高い一作です。









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