偶然が生んだ”禁断の動画”をきっかけに、陰キャの主人公がダークな裏社会へと足を踏み入れていく。
先が気になって止まらない、ハラハラの連続が味わえる作品だった。
この記事では、『クリミナルボーダー 1st offence』をプレイした感想を、ネタバレを控えめにしつつまとめていく。
作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | クリミナルボーダー 1st offence |
| ブランド | パープルソフトウェア |
| ゲームジャンル | 日常と常識の境界を引き裂く悪人円舞曲ADV |
| シリーズ | クリミナルボーダー |
| ジャンルタグ | デモ・体験版あり/DL版独占販売/学園もの |
| ダウンロード版対応OS | Windows 8.1/10/11 |
| ブラウザ版対応OS | Windows 11/Mac OS X Yosemite以上/Android 5以降(7以上推奨)/iOS 最新バージョン |
| ダウンロード版配信開始日 | 2022年10月28日 |
| ブラウザ版配信開始日 | 2023年3月10日 |
| 原画 | さめまんま、CHIHIRO |
| シナリオ | かずきふみ |
| 声優 | 有栖ねね、井伊筋肉、逢坂菜乃花、佐久間翔、小波すず、さめまんま、詩倉綿かほり、超高音、鳩マン軍曹、桃山いおん |
| ボイス | あり |
あらすじ

主人公の一樹(いつき)は、陰キャでオタクの冴えない学生。
趣味で作っていたMADムービーに、ある日たまたま強い催眠効果が宿ってしまう。
「この動画を、あいつに見せたらどうなるんだろう」——そんな暗い衝動に突き動かされ、幼馴染の凛にムービーを見せた一樹。
しかしそこで知ったのは、優等生の仮面の裏に隠された凛の本性だった。
凛から持ちかけられたのは、電子ドラッグを使った裏ビジネスの話。
パパ活の斡旋、極道、半グレ——自分とは無縁だったはずの世界に、一樹は流されるまま足を踏み入れていく。
キャラクター紹介
春夏冬 凛(あきなし りん) CV:詩倉綿かほり
主人公の幼馴染で、容姿端麗・成績優秀の完璧超人。
だがその裏では、恐ろしく計算高い悪女としての顔を持つ。
電子ドラッグに商売の価値を見出し、一樹をビジネスに引き込む張本人。
萬屋 ひな(よろずや ひな) CV:小波すず
一樹のクラスメイトで、本作のメインヒロイン。
家庭の事情から凛のパパ活斡旋に関わっているが、本人は人懐っこくて憎めない性格。
なぜか一樹への好感度が異常に高く、恋人のような距離感で接してくる。
勅使河原 琴子(てしがわら ことこ) CV:桃山いおん
主人公たちの一年上の先輩で、ヤクザの親分を父に持つ。
仁義を重んじる性格で、電子ドラッグの商売を自分の監視下に置く。
メリル・ハサウェイ CV:有栖ねね
琴子に付き従う謎多き少女。
普段はぼんやりしているが、いざという時には只者ではない実力を見せる。
萬屋 辰也(よろずや たつや) CV:井伊筋肉
ひなの兄で、不良校「極悪学園」のチーム『怒烈弩』リーダー。
金のためなら手段を選ばないが、認めた相手には義理堅い一面もある。
飯田 栞(いいだ しおり) CV:逢坂菜乃花
凛と同じクラスの女子学生。凛と親しく、男子人気も高い。
コージ CV:nozoru
極悪学園の生徒で、チーム『怒烈弩』の一員。辰也に忠実だが短絡的。
東海林(しょうじ) CV:佐久間翔
極悪学園の教師であり、パパ活の常連客でもある。
PC関連の知識を持ち合わせていて、ギブ&テイクの精神でひなたちに協力する。
感想①:たった1つの偶然から、世界がガラッと変わる面白さ

この作品、めちゃくちゃ面白かった。
冴えない主人公が偶然作ってしまった”電子ドラッグ”——たったそれだけのきっかけで、日常が一気にひっくり返る。
パパ活、極道、半グレといった裏社会の要素が次々と絡んできて、「この先どうなるんだ」とハラハラしながら読み進めてしまった。
物語が進むにつれて空気がどんどん重くなっていくのも良かった。
序盤は軽めのテンポで進むけど、ある事件をきっかけに緊張感が一変する。
その切り替わりが鮮やかで、プレイしていて「これはヤバいところに踏み込んでしまったな」と、主人公と一緒に背筋が凍るような感覚があった。
基本的に選択肢はほぼなく、ストーリーは一本道で進む。
それでも飽きないのは、テンポの良さと場面ごとの緩急がしっかりしているからだと思う。
中だるみするような場面がほとんどなくて、最後まで一気に駆け抜けられた。
感想②:ヒロイン・萬屋ひなの魅力がすごい

この作品で一番刺さったのが、メインヒロインの萬屋ひな。
なんというか、すっごい惹かれるんですよね。
家庭環境のせいでまともじゃない道に足を突っ込んでいるのに、本人は人懐っこくて明るい。
ダークな物語の中でひなの存在がひと際輝いていて、読んでいて自然と惹かれてしまうキャラだった。
ひなが主人公と関わることで、主人公自身もより魅力的になっていったように思う。
序盤の一樹は正直パッとしない主人公なんだけど、ひなとの関係を通じて少しずつ変わっていく姿には好感が持てた。
感想③:萬屋辰也との友情がアツい
ひなと同じくらい良かったのが、ひなの兄である萬屋辰也。
不良のリーダーで見た目は近寄りがたいんだけど、認めた相手にはとことん義理堅い。
辰也が一樹を認めて、だんだん友達のような関係になっていく展開がたまらなく好きだった。
面倒見のいいヤンキーが主人公の味方になる、こういう王道の友情展開はやっぱりグッとくる。
物語の中で一樹との信頼関係が丁寧に描かれていて、その過程にちゃんと説得力があるのが良いところだと感じた。
ひなにとってかけがえのない妹を守ろうとした一樹の行動に心を動かされるわけで、辰也の性格を考えれば自然な流れなんですよね。
感想④:面白いからこそ、短さが惜しすぎる
ここまで褒めてきたけど、1つだけ大きな不満がある。
短い。ただただ短い。
4部作の1作目という位置づけなのはわかっている。
けれど、値段に対してのボリュームが明らかに足りない。
面白いからこそあっという間に終わってしまって、「え、もう終わり?」という感覚が残った。
プロローグとしての完成度は高いし、先が気になる作り方もうまい。
でもこのボリューム感だと、セール以外ではちょっと手が出しにくいというのが正直なところ。
内容がいいだけに、もう少し遊べたらなという気持ちが強かった。
感想⑤:演出・BGM・UIのクオリティが高い

ストーリーだけでなく、作品全体の演出面も高水準だった。
BGMは場面の空気感をしっかり引き立てていて、特にシリアスな場面での緊張感がよく出ている。
OP曲がストーリー終盤で流れるタイミングも絶妙で、気持ちが盛り上がった。
アニメーション演出も効果的に使われていて、重要な場面にしっかり力が入っているのが伝わってくる。
UIのデザインもおしゃれで、作品の世界観にマッチしたポップな仕上がりになっている。
さすがパープル。
感想⑥:おっぱいと欲望

いや、この原画家さんのおっぱいエロすぎでしょ。
肉感的なところも大変素晴らしいのですが、おっきな乳輪マッジでエロい。
突き入れた時にぷにっと形の変わるお尻もえっちすぎ。
このエロエロ原画と、動画によって欲望全開になったえっち最高でごわす。
ただ、シナリオと同様に、ボリューム少なめ。
こんな人におすすめ? Q&A
Q. ダークな内容ってどれくらい重い?
裏社会を扱っているとはいえ、過激すぎる描写はそこまで多くない。
雰囲気はしっかりダークだけど、読んでいて辛くなるようなレベルではなかった。
Q. 4部作の1作目だけで楽しめる?
1作目だけでも物語としてはまとまっている。
ただ、良くも悪くもプロローグ的な立ち位置なので、「ここからが本番」というところで終わる。
続きが気になる人は、シリーズをまとめて買うのも手だと思う。
Q. 選択肢はある?
ほぼない。実質的に一本道のストーリーを読み進めるスタイル。
選択肢で分岐を楽しみたい人には向かないかもしれない。
Q. 絵柄が独特って聞いたけど…?
原画のさめまんま先生の絵柄は確かに好みが分かれると思う。
ただ、プレイしていくうちに世界観と馴染んでくるし、キャラの魅力と合わさると気にならなくなった。
Q. Windows 11には対応してる?
ダウンロード版はWindows 8.1/10/11に対応。
ブラウザ版もWindows 11で動作する。
まとめ

良かったところ
- 先が気になって止まらないストーリー展開——1つの偶然から裏社会に引き込まれていくハラハラ感が最高
- ヒロイン・ひなの圧倒的な魅力——ダークな世界の中で光るキャラクター性と、小波すずさんの好演
- 辰也との友情——義理堅いヤンキーとの関係が丁寧に描かれていて胸が熱くなる
- 演出・BGM・UIの高いクオリティ——老舗ブランドの制作力が光る仕上がり
- 肉感たっぷりの原画:肉々しさとデカ乳輪、質感を感じる桃尻
気になるところ
- とにかくボリュームが短い——面白いからこそ、あっという間に終わってしまう物足りなさ
- 値段に対するコスパ——セール時の購入が無難
おすすめできる人
- ダークな世界観や裏社会モノが好きな人
- キャラクター同士の関係性を楽しみたい人
- シリーズを通してじっくり物語を追いたい人
向かない人
- 1作品で完結するストーリーを求めている人
- 選択肢による分岐を重視する人
- ボリューム重視で長くじっくり遊びたい人
たった1つの偶然から始まるダークな裏社会の物語。
短いという欠点はあるけど、その短さが気にならないくらい濃密で面白い作品だった。
続編でこの物語がどう広がっていくのか、純粋に楽しみにしている。










コメント