『ハジラブ -Making*Lovers-』は、SMEEが贈る「交際してから育まれる恋心」をテーマにした恋愛シミュレーションゲームだ。
「付き合うのはきっかけに過ぎない」という斬新なコンセプトのもと、深くお互いを知らないまま恋人関係がスタートする。手をつなぐだけでドキドキ、デートでは緊張で会話が続かない――そんな初々しい恋愛を楽しめる作品となっている。
ただ、前作『Making*Lovers』の続編として期待して手を取ると、ちょっと肩透かしを食らうかもしれない。
SMEEらしい爆発的なギャグは控えめで、落ち着いたトーンの恋愛ものになっているからだ。
この記事では、そんな『ハジラブ』のあらすじと感想をレビュー形式でお届けする。
作品情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ハジラブ -Making*Lovers- |
| ブランド | SMEE |
| ダウンロード版対応OS | Windows 8.1/10/11 |
| ブラウザ版対応OS | Windows 11/Mac OS X Yosemite以上/Android 5以降/iOS最新バージョン |
| 原画 | K子、まんごープリン |
| シナリオ | 雪丸仟、ギハラ、誘宵、早瀬ゆう |
| 声優 | 鹿瀬紫卯、白雪碧、白月かなめ、月野きいろ |
| ジャンル | 恋愛シミュレーションADV |
| シリーズ | Making*Lovers |
あらすじ
「運命の恋なんて、空から降ってきたりしない」
そう気づいた主人公は、理想の中だけにある幻想の恋ではなく、血の通った本物の恋を求め始める。
末永く共に歩む人生を望む幼なじみ・桜子。
王子様との出会いを夢見る同級生・小唄。
憧れの女性のような恋愛上級者になりたい後輩・結衣。
大事な家族に幸福な未来を見せたい先輩・初穂。
彼女たちとの出会いは、どれも偶然の重なりだった。大事なのは、今から自分が積極的に動くこと。
この偶然を運命にするのは、俺自身だ――。
感想

総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 総合 | ★★★★☆(3.8) |
| シナリオ | ★★★☆☆(3.5) |
| キャラ | ★★★★★(4.5) |
| システム | ★★★★☆(4.0) |
一言でまとめると、ヒロインは全員可愛いけど、SMEEらしさは薄めという印象だった。
イチャラブを楽しむ作品としては十分な出来。
ただ、従来のSMEEファンが期待する「ぶっ飛んだギャグ」や「癖の強い主人公」を求めると、物足りなさを感じるかもしれない。
それでは、もう少し詳しく見ていこう。
感想1:付き合ってから始まる恋が新鮮

本作の最大の特徴は、深くお互いを知らないまま交際がスタートするという点だ。
手をつなぐだけでもドキドキ。
デートでは緊張して会話が続かない。そんな初々しい恋愛が丁寧に描かれている。
付き合う前の駆け引きではなく、付き合ってからの関係構築にフォーカスしているのが面白い。
最初はぎこちなかった2人が、少しずつ距離を縮めていく過程は見ていて微笑ましかった。
感想2:独自システムは好みが分かれる
本作には「恥じらいゲージ」「カノジョカイセキ」「きみ呼び」といった独自システムが搭載されている。
恥じらいゲージは、ヒロインの照れ具合が視覚的にわかる仕組み。
試みは面白いが、唐突に出てくるのでテンポが悪くなる場面もあった。
というか、意味不明なゲージ。
カノジョカイセキは、ヒロインのステータスを数値で確認できるシステム。
個人的には付き合ってから少しずつ更新されていく感じがちょっと好きだった。
きみ呼びは、どんな名前を設定しても「きみ」と呼ばれる仕様。
デフォルトネームがないのは正直微妙で、フルボイスで名前を呼んでもらえないのはイチャラブゲームとしてマイナスだった。
感想3:主人公は落ち着いたツッコミ役
従来のSMEE主人公といえば、ぶっ飛んだ言動で周囲を振り回すイメージが強い。
でも今作の主人公はかなり落ち着いている。
ボケもツッコミもこなせる両刀タイプだが、全体的にテンション抑えめ。
悪くはないけど、過去作と比べると「普通」という印象が拭えない。
感想4:個別ルートは2人だけの世界

個別ルートに入ると、他のヒロインがほとんど登場しなくなる。基本的に主人公とヒロイン、その家族だけで物語が完結している。
賑やかな掛け合いを楽しみたい人には物足りないかもしれない。
逆に、2人だけの甘い時間にどっぷり浸かりたい人にはピッタリだろう。
ヒロイン別感想
ここからは、4人のヒロインそれぞれの感想をまとめていく。
園池 桜子(そのいけ さくらこ)

言葉にせずとも通じる、清楚な幼なじみ
幼稚園からの付き合いで、主人公のことを誰よりもよく知っている。「愛はあるけど恋はない、恋はないけど愛がある」という絶妙な関係性からスタートする。
桜子は運命の対極にいるヒロインだ。
主人公が求めていた「運命の出会い」とは真逆の、日常の象徴のような存在。
付き合い始めても、最初は恋人感が薄い。
でも、それが逆に良いんだよね。
自然体でいられる安心感があって、気づいたら無自覚ラブラブバカップルになっている。
普段は余裕があって落ち着いているからこそ、恥ずかしがる時の破壊力がすごい。
恋する顔が本当に可愛かった。
シナリオに大きな起伏がなく、2人だけの会話がひたすら続く構成は好みが分かれるところ。
でも幼なじみルートとしては王道で、安心して楽しめる内容だった。
篠原 小唄(しのはら こうた)

ちっちゃな体にあふれる母性、通称「ロリママ」
5人兄弟の長女で、忙しい両親の代わりに弟妹たちの面倒を見ている。
学校では「小唄ママ」と呼ばれる人気者だ。
「1つ上のロリママに甘えられる」という設定はなかなか強かった。
さらに、普段はしっかり者で周囲から頼られる存在なのに、主人公の前では甘えん坊になる。
このギャップが破壊力抜群なんだよね。
付き合い始めるととんでもなく惚気るのも可愛い。
彼氏である主人公のことを周囲に自慢しまくる姿にニヤニヤが止まらなかった。
付き合うまでの過程がかなり早く、もう少し進展をじっくり楽しみたかった気持ちはある。
でも付き合ってからすぐに甘々になるので、そこは好みの問題だろう。
弟妹たちとの絡みも微笑ましく、家族愛を感じられる良いルートだった。
秤 結衣(はかり ゆい)

ギャルカワイイで武装した、ザコちょろ後輩
過去に孤立したトラウマから、理想の「カワイイ」を身にまとって誰にでも好かれる自分を演じている。
実は努力家で、毎日影でヘトヘトになっている。
結衣は顔がとにかく忙しい。
無邪気で表情豊かで、見ていて飽きない。
「付き合うフリ」から始まる関係性も面白い。
最初は主人公が全く意識していないところから、だんだん本気になっていく過程が丁寧に描かれている。
ギャルギャルしているのに責められると弱い。
家ではねくら。基本ポンコツ。でも根は素直で一生懸命な努力家。
好きが主人公に向いた時の爆発力がすごかった。
また、シナリオは4人の中で一番完成度が高いと感じた。
夜舟 初穂(よふね はつほ)

パーフェクト美人な不思議先輩、一言でいえば「おもしれー女」
実家は代々氏神を祀る旧社家。普段は神社の境内にある謎の雑貨店を営んでいたり、駅前でストリートライブをしていたりする。
初穂はとにかく笑えるヒロインだ。別の言い方をすると「やばい女」。
さらに別の言い方をすると「頭のおかしい女」。
常にボケをかましてくるので、主人公とのテンポの良い掛け合いが楽しめる。
4人の中で一番面白くて、何度も声を出して笑ってしまった。
すっごくわかりづらいのだが、なんだかんだ主人公のことが好きだし、どんどん可愛くなっていく。
めんどくさいけど好きになってしまうタイプのキャラだ。
ただ、シナリオがわかりにくいのが残念。
伝奇的な要素が入ってくるが扱いきれてない印象で、「結局何だったの?」という疑問が残る。
キャラ自体は魅力的なだけに、もったいなさを感じた。
エロ感想




今作はかなりエロ多め。
CGが綺麗で、ヒロインたち全員がかなりHに積極的なのもあって、めちゃくちゃ股間にくる。
控えめに言ってめっっちゃHでした。
ヒロインごとのエロ感想
- 桜子:
エッチの知識皆無。そんな女の子が一生懸命エッチなお勉強してくれる。
Hに疎い女の子が淫語使うのっていいですよね〜。 - 小唄:
ちっぱいと母性には秘められた可能性があると思いますた。 - 結衣:
おっぱいがやばい。
何がやばいってデカくて長い。
騎乗位の時のおっぱいの破壊力がすんごい。 - 初穂:
責められると弱い。
普段がかなりちょっとSっぽいので、ギャップでびくん。
あと、全体的にコスプレが多い印象。
良かったところ・イマイチなところ

良かったところ
- ヒロイン全員が可愛い:立ち絵もCGも美麗で、どの子も魅力的
- イチャラブの密度が高い:付き合ってからのバカップルぶりが最高
- サービスシーンが充実:各ヒロイン6〜8シーンと大ボリューム
- ヒロイン視点パート:彼女たちの心情が覗けるのは嬉しい
- 家族との関係性:どのルートでもヒロインの家族が2人を応援してくれる
- エッチ多め:SMEEの他作品と比べてHシーンが多い
イマイチなところ
- SMEEらしいギャグが少ない:従来作と比べるとかなり控えめ
- 主人公のキャラが薄い:過去作の強烈な主人公を期待すると物足りない
- 初穂ルートのシナリオ:伏線未回収で意味不明な部分が多い
- 恥じらいゲージの使い方:面白い試みだが、テンポを悪くしている場面も
- きみ呼びシステム:デフォルトネームがないのは残念
前作との違いは?
『Making*Lovers』との比較で気になる人も多いだろう。
簡単にまとめると、コンセプトは同じだが雰囲気は違う。
前作は下ネタ系のギャグが多かったが、今作はボケツッコミ系のギャグが中心。
モブギャグはほとんどなく、2人の会話が中心になっている。
また、前作の可憐や萌美のような「スーパーヒロイン」は存在しない。
全員が安定して可愛いという印象だ。
前作のファンが「これはMaking*Loversじゃない」と感じるのも無理はない。
でも、単体の恋愛ゲームとして見れば、十分に楽しめるクオリティだと思う。
こんな人におすすめ

『ハジラブ -Making*Lovers-』は、次のような人におすすめだ。
- イチャラブが好きな人
- 可愛いヒロインとバカップルになりたい人
- 落ち着いた恋愛ものを楽しみたい人
- サービスシーンのボリュームを重視する人
- ロリママ属性に刺さる人
- Hシーンも楽しみたい人
逆に、こんな人には向かないかもしれない。
- SMEEの爆発的なギャグを期待している人
- ストーリーに起伏を求める人
- 癖の強い主人公が好きな人
まとめ
『ハジラブ -Making*Lovers-』は、「付き合ってから育む恋」をテーマにしたイチャラブゲームだ。
- コンセプトは面白いが、システムは賛否両論
- ヒロイン4人全員が可愛く、家族との関係も温かい
- 小唄の「ロリママ」設定が人気No.1の理由
- 結衣ルートはシナリオの完成度が高い
- 初穂ルートはキャラは魅力的だがシナリオがわかりにくい
- SMEEらしいギャグは控えめで、落ち着いたトーン
正直、どれだけ面白いブランドでも波はある。今作はSMEEの中では「普通」の部類に入ると思う。
でも、「普通」といってもイチャラブゲームとしては十分楽しめる。
可愛いヒロインとの甘い時間を過ごしたい人なら、手に取って損はないだろう。
気になった方は、ぜひプレイしてみてほしい。










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